メヴラーナ博物館
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メヴレヴィー教団創始者の眠る「メヴラーナ博物館」
メヴレヴィー教団創始者の眠る「メヴラーナ博物館」
メヴラーナ博物館は、コンヤ市の中心にある町のシンボル的存在の建物です。青いとんがり屋根が目立つこの博物館は、もともとセルジュク王朝時代に宮殿のバラ園であった場所で、その後は旋回舞踏で有名なメヴレヴィー教団の修行場として使われていました。1925年に初代トルコ大統領のアタテュルクの政教分離政策によって教団が解散・修行場が閉鎖されてからは博物館として一般公開されています。
博物館の規模は小さいものの、コバルトブルーのタイルで一面を覆われたとんがり屋根が印象的な建物で、内部にはメヴレヴィー教団歴代の名僧達が眠る霊廟や資料館などが併設しており、博物館正面入口の繊細なレリーフも必見です。
見所はイスラム教のカリグラフィに関するレリーフの展示やルーム・セルジューク朝時代の宝飾品、イスラム教開祖ムハンマドのあご髭を納めた小箱、メヴレヴィー教団の修行の様子を物語る人形を使った展示コーナーなどです。ここのメインともいえる霊廟内にはメヴレヴィー教団の創始者ジャラール・ウッディーン・ルーミーをはじめとする教団歴代の名僧達の棺が安置されており、色鮮やかなタイル装飾が美しく、壁や棺に施されたカリグラフィは迫力があります。博物館となった今も宗教色の強い場所なので女性はスカーフ着用はもちろんのこと、使い捨ての靴カバーを履く必要があり、霊廟内は撮影も禁止です。
かつては宮殿のバラ園であったことから敷地内の庭園は今も手入れが行き届き、観光客の目を楽しませてくれる場所ですので、バラが満開となる6月頃に訪れるのがお勧めです。博物館に面した大通りから真っ直ぐ東へ10分程歩いた場所には「メヴラーナ旋舞教団文化センター」もあるため、時間があれば是非足を運びたいところです。
作成日: | 2013/10/13 13:43:05 |
最終更新日: | 2013/10/14 02:09:46 |
Address
42000 Konya/Konya Province, Turkey

http://www.tripadvisor.com/...ws-Mevlana_Museum-Konya.html